===シンヒョクは子供の頃を、思い出していた。===
ガンヒョク 「俺達は合体すれば、天下無敵なんだぞ、父さんが言っただろ
2人で力を合わせれば、どんな悪者も倒せれるって・・・」
双子の弟、シンヒョクはガンヒョク(ハウン)にサイコロを差し出す。
シンヒョク 「あげる。こうすれば兄ちゃんと僕と 丁度2個ずつだ・・・」
===ハウン(馴染みの食堂で)===
そのサイコロを手の中で転がし
今日、ホテルのロビーで見たウナと男性の事を思い出しながら、
大好きな餃子を頬張るハウン。
店のおばさん 「よく噛んでお食べ。いくら好きだってさ・・・
前世で餃子と深い因縁でのあったんだろうよ。
道で野良犬と出くわすのも何かの縁だしね。
会うべくして会っているのさ・・・」
笑いながら聞いていたハウンだったが、ふとイム・デシクの指輪を思い出す。
「イムは死ぬ前に、ウチの課に電話をしている・・・」
アッと思いついたように「おばさん、つけといて!」店を飛び出すハウン・・・
(そのハウンを、車の中から写真を撮るあやしい人影)
===ソ・ジェスの屋台===
警察署の捜査資料から、イム・デシクの写真を持ってきたハウン。
写真を突き付け、
ハウン 「おじさんに俺を預けた人、 この人が俺の父さんなんだろ?」
ジェス 「俺が親を知っていたら、お前みたいな暴力刑事を家に置いておくと思うか?
名前も知らないし、賭博場で2回 花札をやっただけなんだ。
探そうにも当ては無いし・・・おい!大の男がメソメソ泣くなよ」
慰めるジェス。 そこへ ウナが入ってくる。嬉しそうにパッと立ち上がるハウン・・・
ハウン 「一人か?」
ウナ 「当然でしょ」
(あの後、ホテルを出てウナを追いかけ バスにまで乗り込んだジヌだったが
小銭が無く「小切手で」と言い運転手に降ろされていた。)
家に帰るバスの中、眠ってハウンに寄りかかるウナ。
学生の頃の、全く同じ場面と 同じ気持ちを思い出すハウン・・・
===シンヒョクとガンジュ(お酒を飲みながら)===
ガンジュ 「ゆうべ私に会った?」
(ハウンの車に酔って乗り込んだ事を覚えていない)
シンヒョク 「会っているわけないだろう」
ガンジュ 「まるでノイローゼね、幻覚を見るなんて・・・結婚の事だけど
今時、政略結婚なんて馬鹿げているでしょ?親の言いなりでいいの?」
シンヒョク 「俺が望んだ事だ。親は関係ない」
ガンジュ 「私はあなたを爪のアカほども思っていないわ」
シンヒョク 「来月、婚約式を・・・」 指輪を差し出す。
ガンジュ (シンヒョクの手を握り)
「何も感じないでしょ? 気持ちが通じ合わない者同士、結婚できる?」
シンヒョク 「結婚は形にすぎない。互いの未来の為だ。適切な相手を選ぶだけだ。」
ガンジュ 「昔のあなたは、もっと温かい人だったわ。何から逃げているの?
誰だってつらい過去はあるのよ」
シンヒョク 「やめろ。勝手に憶測するな!」
===シンヒョク帰宅後===
シンヒョクの部屋に母(イファ)が入ってくる。
イファ 「餃子スープできているわ」
シンヒョク 「僕は小麦粉アレルギーだよ」冷たく言う。
イファ 「うっかりしていたわ、ごめんなさい」
寂しそうに部屋をでたイファ・・・亡くなったゴナと子供達の写真を見つめている。
ドァの外から、その姿を見ている夫(カン・インチョル)・・・
===イム・デシクの事件現場に来ているギド===
部屋を見回していたギドは壁の一部が目に留まる。 ライターの火を壁に当てると
“ヤンマルチョル”の文字が浮かび上がる。
===翌日、警察署===
ギド 「ミカンの汁で書いて、火にあぶると文字が浮かんでくる」
ハウン 「それで、手に汁が・・・じゃヤンマルチョルという男が犯人なのか・・・
あるいは最後に会おうとした人物が・・・
確か翌日、江陵(カンヌン)に行く予定だったんですよね」
ギド 「ヤンマルチョルという男を洗い出せ。
イム・デシクは江原道(カンウォンド)の暴力団出身だ。その筋を当たれ」
聞き込みに出るハウンとスチョル
スチョル 「解剖で自殺だって結果が出てるんだぜ」
ハウン 「毒殺の可能性は残る」
===教会での聞き込み===
神父 「イム・デシクさんは敬虔なカトリック信者でした。
自殺するとは考えられません。
アッ、気になる事が一つ・・・自分は殺人者だと苦しんでいました。
“許しを求める時が来た”とも・・・それに少し妙な事を。
死んだはずの者が現れたと・・・」
===料亭にて===
イ・デジュン(ガンジュの父)とチョン・サングク(ジヌの父)
そしてチェ・ドンチャン(スターホテルの副社長。)の3人がヒソヒソ話している。
ドンチャン (食堂の前で隠し撮りしたハウンの写真を二人に見せ
調査した内容を知らせる)
「名前はソ・ハウン。デシク社長はおそらく彼に会うつもりだったと・・・
ソ・ジェスという男の養子になっています。」
デジュン 「養子になった経緯はまだ分からないのか?」
ドンチャン 「調査中です。ただ一つ、興味深い話が・・・
ソ・ハウンは幼少期の記憶が無いそうです。本名すら知りません。」
サングク 「それなら何も心配はいらん。もう20年も前の話だぞ
(金の入ったアタッシュケースを差し出し)十分な額は用意した。
イム・デシクの件はきれいに片付けろ」
デジュン 「ハウンから目を離すな」
===イムの事で警察署に呼ばれたドンチャン===
ハウン 「誰かの恨みを買っていた様子は?」
ドンチャン 「最近は社会に貢献していましたし・・・でもつらそうだったのは確かです。
しかし、まさか自殺なんて・・・(泣いたふり)」
ハウン 「ところで、一昨日の8時半から9時の間どちらに?
(何故という顔のドンチャン)関係者の方全員に聞く事です・・・」
ドンチャン 「釜山行きのセマウル号の中でした。ソウル発20時15分の列車です。
社長が行くはずでしたが、連絡が取れず私が行くことに・・・」
ハウン 「KTXの方が早く着くのでは?」
ドンチャン 「約束には十分間に合いますし、待たずに乗れたので・・・
迎えにきた釜山の従業員に聞いてみてください。
そういえば、出発前ソウル駅で駅員と揉めましてね・・・」
外にでたドンチャンをハウン追いかけてきて、「タバコは吸われます?」
ドンチャン 「やめようと努力中です」
部屋に戻ったハウン 「チェのアリバイ完璧すぎます。まるで準備したみたいだ」
チェ・ドンチャン 帰りの車の中で、警察署長に電話をする
「J&Cのチョン・サングク会長が、署長にご相談があるとかで・・・
今夜如何ですか?」
===ウナの家を訪ねるガンジュ===
「確かここだと思ったけど・・・」ウロウロしているとウナが出てる。
ガンジュ 「こんな事聞くの変だけど、あの日私何故ここに?」
ウナから経緯を聞いたガンジュ「これでも結構お酒は強い方なんだけど」と笑い
「昨日ホテルにいたでしょ・・・不思議な縁ね。昨日 私も・・」
言いかけて仕事の電話が入り「今度一杯やりましょう」と約束する二人。
===カン・インチョル(シンヒョクの義父)とイ・デジュン(ガンジュ父)===
会って食事中、イム・デシク事件の新聞を見ながら
インチョル 「君とチョン会長に関連のある事件ではあるまいな。
20年前、イム・デシクの名前をゴナから聞いた。
イムは建設省課長の自殺に関わっていたらしい。
ゴナは、君とチョン会長もその事件に関わっていたと・・・」
デジュン 「あれは、ゴナの誤解だ。ゴナの死に私が関わっているとでも?
ゴナは友人だぞ。私にとっても彼の死は大きなショックだった・・・
この話はやめよう。すべては神の思し召しだ。
お前が―― ずっと思い続けたイファさんと一緒になったことも・・・」
===デジュン(20年前の回想)===
カン・インチョル、イ・デジュン、チョン・サングクの会話
インチョル 「ゴナは君たちを疑っている。今の内に全てを打ち明けた方がいい」
デジュン 「我々は課長の自殺とは何の関係も無い!」
インチョル 「証拠があると・・・ゴナも苦しんでいるんだ。分かるだろ?
どうせバレることなら・・・」
デジュン 「私は潔白だ!」
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(インチョルと別れたあと、デジュンとサングク夜の岸壁でヒソヒソ話)
デジュン 「口から でまかせだ。証拠などあるはずがない」
サングク 「こうなったらゴナに会って話そう」
デジュン 「ゴナは金では動かない男だ。 方法はただ一つ・・・
来年は選挙だ。築いてきたものを手放す事はできない。お前も同じはずだ」
サングク 「しかし・・・」
デジュン 「人生がかかっているんだぞ・・・情に流されてどうする」
サングク 「インチョルはどうする」
デジュン 「適当に話せばいい・・・彼は小心者だから心配ない 」 【 回想おわり 】
===カン・インチョル自宅 ===
インチョル帰宅。花束をプレゼントされ、嬉しそうに受け取るイファ。
娘(シニョン)も加わり談笑する。
インチョル 「(シニョンに)久しぶりにチェスでもするか?」
シニョン 「いやよ。怖いもん・・・負けるふりして、最後に逆転するのよね」
インチョル 「基本的な戦術を駆使してるだけさ、
相手自身も気づいていないスキを突くんだ」
===居酒屋===
その夜、ハウンとギドはお酒を飲む事に・・・
ハウン 「イム・デシクは班長の知り合いですか?」
ギド 「20年前に担当した事件の目撃者だった。
汚職を疑われた、建設省課長の自殺事件だ。 似てるんだ・・・
お前のように他殺だと言い張る先輩がいてな・・・」
===ジェスの家===
家の外でハウンを待っているウナ。
家に続く坂道を酔って楽しそうに歌うハウンが上ってくる。
明日の就職面接試験で着る服をプレゼントするハウン。
ハウン 「こういう時ぐらい兄貴らしい事をしたいだろ」
ウナ 「ハウンの意味わかる?空(ハヌル)から来た銀河(ウナ)の天使“ハウン”
これ大切に着るわ」 嬉しそうなハウン
翌日、こっそりウナの見合い話しを進めていたジェスは、手元にあった紙
(ウナがバイトした時のホテルの招待状の裏)に今夜のお見合いの場所を書き
ハウンから渡す様に言うが、ハウンは逃げるように出勤しようとしている。
ハウン 「ウナ、仕事行ってくる。絶対合格するからな、自信持てよ。
面接の後メシでもおごろうか。餃子はどうだ?電話しろよ」
「オイッ!場所はこのメモの・・・」と無理やり渡そうとするジェス。
その招待状を見たハウンは驚き、慌ててその紙を持って警察署に向かう。
それは、あのイム・デシク事件現場のトイレに浮いていた切れ端と
一致するものだった。
その後、ハウンはソウル駅に行き、
ドンチャンのアリバイを崩すため時刻表を見つめる。
そしてギドは署長(ホ・ドク)に呼ばれ
「遺書もあるし、解剖結果も出ただろう。自殺でカタをつけろ!
無駄な捜査に時間をかけるな!」
(昨日、ドンチャンの電話で署長とサングクが会って何か取引があったようですね)
===警察署===
捜査打ち切りの話しを聞いたハウン。
「犯人は、チェ・ドンチャンだ。 班長、俺に時間を下さい。
からまっていた糸が、もう少しで解けそうなんです。
事件を解く鍵はイ・デジュン議員ではないかと。 (ギドの顔色が変わる)
(一致したイ・議員出版記念の招待状を見せ)
犯人はイムと議員の関係を隠したかった。だから、この紙を処分した」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ギド廊下で考え込んでいる
ゴナ 「俺は信じている。真実はいくら隠そうとしても、必ず明らかになる。」
ギド 「あれは他殺だと?」
ゴナ 「江陵に行ってくる」
ギド 「そこに何が?」 ゴナが消えハッと我に返るギド・・・
============================== 家に忘れたハウンの携帯で、面接に行っているウナに
夕食場所の偽メールを送ったジェス。
指定された場所で待っていたウナの目の前に現れたのは、
ハウンではなく見合い相手だった。
ウナと連絡が取れず、公衆電話からジェスに電話を架け、
今日の見合いの事を知ったハウンは寂しそうに電話ボックスを離れる。
===ジェスの家 ハウン帰宅後=== ハウンはサイコロを手の中で転がしながら、
パソコンの中の列車の時刻表を見ている。
「これだ!!何で気が付かなかったんだ!チェ・ドンチャン必ず捕まえてやる!」
ふと時計を見ると、遅い時間・・・まだ帰らないウナが心配になり外を歩いていると
足元をフラフラさせながら酔ったウナが帰ってくる。
(見合いの席から飛び出したウナ、
ハウンに裏切られた思いで飲めない酒を飲んでいた)
「最低よ! ソ・ハウンの妹なんてやめた!」気分が悪くなって倒れこむウナ。
そんなウナの気持ちが分からないハウン・・・
眠っているウナを背負って、家の前まで来るが空を見上げ
「風が気持ちいいなぁ・・・もう一回りするか・・・」
===シンヒョク=== 酒を飲みながら、ジヌと仕事の事で言い争ったシンヒョク
その後、子供の頃住んでいた家の前にたたずむ。
「シンヒョク!」自分を呼ぶ子供のガンヒョク(ハウン)が見える。
そして家の前の車に乗り込もうとしているガンヒョク・・・
「一緒に行かないのか?俺が乗っている事は内緒だぞ。」
家の門から見送るシンヒョク「後で分かったら叱られるよ」
(あの時、約束を破っていれば・・・そうすれば兄さんは・・・)
うつむき後悔するシンヒョク・・・
===ハウン===
そして、うなされる様に眠っていたハウンは・・・
「兄ちゃん!行かないで!」
夢に突然、子供のシンヒョクが現れ 驚いて飛び起きていた。 【 第2話 おわり 】
いつも、長くなってしまいますね〜 読んでいただき、有難うございます♪ もっと簡単な あらすじに まとめようとも思うのですが、 些細な言葉の中にも 大事なことが隠されているようで やっぱり、この形で書いていく事にしました。
20年前の回想シーンで、イ・デジュンが 「 彼は小心者だから心配ない 」 と、カン・インチョルについて言います。 そのインチョルは娘とチェスをやろうとして 「 負けるふりして、最後に逆転するのよね 」と娘に言われますね・・・ やっぱり、このベテラン俳優がただの小心者で終わるはずはないような・・・(笑)
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